【お困りではありませんか? アドバイスしますシリーズ 34】 『 ハムスターの皮膚炎について 』について を紹介します

↑ 上の写真は、ハムスターが脱毛してしまった姿です。

■ 原因は、本文に詳細を書きました。

 

参照サイト:

https://00m.in/FlFAc

 

 

■■■ 『 ハムスターの皮膚がハゲてきた 』 編

 

 

 

■ 『 先生、うちの子、昼も夜もずっと背中を掻いて、ハゲてきたわ。 かわいそうなので診てください。 』『 先生、毛が抜けて肌の状態も良くありません。 どうすれば良いですか? 』

 

 

◆◆ 梅雨の終わりから夏にかけて、飼い主様からよくいただくお話です。

 

 

 

■ ハムスターは飼育スぺ―スがさほど必要なく、マンションでも飼育可能ということもあり、大人に限らず小さなお子様でも飼いやすいペットとして人気があります。

 

 

 

■ ハムスターの寿命は2~3年と短いですが、短いからこそ1日1日が貴重であり、少しでも長生きできるよう病気には特に気をつけてあげたいですよね。

 

 

 

 

 

◆ さて、ハムスターが動物病院を訪ねる第一位の理由は、『 皮膚炎(全体の約25%) 』ということをご存じでしたか?

 

 

 

■ ハムスターは通常、皮下に脂肪と水分を十分に保持しているため、もちもちと柔らかいさわり心地をしています。 しかし、何らかの原因で肌に炎症がおき、皮膚炎になってしまうと、抜け毛や湿疹、肌に赤みをおびる、痒がるなどの症状が見られるようになります。

 

 

 

■ 飼い主様が皮膚の疾患に気づくのは、このような症状が現れてからが多いと思います。

 

 

 

◆ 皮膚炎を起こす原因の多くは、飼育環境の衛生面が関係しています。

 

 

 

■ 定期的に掃除をすれば特に問題はないのですが、掃除を怠ると、細菌や真菌、ニキビダニなどに感染しやすくなります。

 

 

 

■ また、ハムスターの巣材として使用されている材料でも、アレルギーをおこしてしまうケースもあります。

 

 

■ 特に巣材にウッドチップ(針葉樹)を使用している場合は、注意が必要です。

 

 

 

■ 他には、バランスの良い食事を与えていない(ペレットが主食じゃない。ビタミン不足。)、もしくは高齢のため栄養の吸収状態が悪くなり免疫力が低下してしまって皮膚炎が起きる事もあります。

 

 

 

■ 発症させないためには飼育方法や飼育環境を改善しケージ清潔に保つことが重要です。

 

 

 

■ また、ヒトの細菌や部屋のホコリから発症することがあるので、 触る前の手洗いは必須です。

 

 

 

◆◆ 正しく飼って、少しでも長く、かわいいいハムスターがいる生活を楽しんでください。

 

 

 

■ 困ったことがありましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

 

獣医師 泉 政明

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